強引な床下点検「水漏れ」と言って、高額の現金を請求
突然、中年男性2人が「床下換気扇の点検をします」と訪ねてきた。「もう取り外した」と言ったのだが、1人が畳を上げて床下に潜った。点検から戻ってきた 男が「換気扇はなかったが、台所と風呂あたりで水漏れしている。修理には8万円かかる。支払いは現金で」と言う。もう1人も「ここが漏れている」と風呂の 蛇口付近を指差した。自分は床下に入れず、状況は分からなかったが、1人暮らしなので、怖くて言われるままに支払った。後日、知人に言われて、領収証に書 かれていた連絡先に電話したが、つながらなかった。(60歳代 女性)
【本件の勧誘行為の特徴】
床下に自分で入り、その状態や点検後の施工状況を確認することは難しいので、その状態を口実にした悪質な訪問販売が行われることがあります。見守り新鮮情報62号でも、「床下換気扇の部品代」と称して、手持ちの現金をだまし取られたケースを紹介しています。突然訪れた業者に不具合等を指摘されても、その場で契約することはやめましょう。また、支払いを急がせる業者には気をつけましょう。心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。